食の安心・安全について

ふくやは、食の安全安心について細心の注意を払って製品作りを行っています。
また、私たちがつくる明太子の材料は自然のもの。いずれは資源保護のために原料捕獲の制限がされる時が来るかもしれません。 そのために自然環境に配慮し、高品質な製品作りの仕組みを作りました。また、適正な価格でお客様にご購入していただけるために低コストを目指しています。

原料搬入に於いて

原料は専用の冷凍トラックで入庫されます。その入り口のドックシェルターは唯一外と工場内が繋がる場所となります。外の虫一匹通さないため、専用のシートで入口を囲い、原料を入庫します。納品された原料はすぐに温度チェックがされます。また細菌検査と官能検査用にサンプルを取り、原料の品質を管理しています。
ふくやには専門の品質管理部門があり、原料から出来上がった明太子まで品質のチェックを欠かさず行っています。

様々な検査機器を使い、専門知識を持ったスタッフが出来上がった明太子の品質を検査しています。

様々な検査機器を使い、専門知識を持ったスタッフが出来上がった明太子の品質を検査しています。

 

ふくやの工場内に於いて

ふくやの工場はクリーンルームを備えている。クリーンルームのレベルはその部屋のチリやホコリの量で表される。工場内の漬け込み室、計量室のレベルは「クラス10万」。これは病院の一般手術室や集中治療室並の厳しさとなっている。 クリーンルーム服の洗濯も、クリーンルームを備えた専門のクリーニング業者が行っている。 従業員の健康状態や発熱チェック、決められた順番で無塵衣を着用し、決められた手順で手を洗う。手や指にけがをしていないかチェックを受ける。そして風速23メートルのエアシャワーでチリやホコリを落として中にはいる。この工程を朝はもちろん、昼休みや休憩でクリーンルーム内出入りの際、毎回おこなう。 毎日の作業後は、すべての機械、周囲、器具類を専用の洗剤で洗浄する。 創業者川原俊夫は「品質は絶対落とすな」と社員に伝えていた。明太子の品質を落とさず、安心、安全にお客様に召しあがって頂く為に、このように取り組んでいる。

 

国際規格の環境マネジメントシステム(ISO14001)

1999年2月26日取得。ISOとは組織活動、製品およびサービスの環境負荷の低減といった環境パフォーマンスの改善を、継続的に運用・実施する仕組みを目指もの。ISOの認証は一度取得しても数年ごとに外部審査を受け続けなければならない。ふくやはスケトウダラの卵という貴重な天然資源の恩恵を受けて成り立っている会社である。このスケトウダラの卵を含む「環境」という資産を次の世代へ残すことがふくやの責任と考え取り組み、ISO14001の導入に至った。明太子をつくる過程で、できるだけエネルギーや水を使わず、使った水はきれいに自然に返す。廃棄物をできるだけ発生させず、環境負荷の少ない容器や包装資材を使う。このような特別に難しいことではない内容だが、システムとして徹底させた。ふくやの明太子の包装も環境に配慮して簡易包装となっている。

平成11(1999)年2月「ISO14001認証」取得

「味の明太子」を、常に変わらぬ品質でお客様に提供するため、研究室で厳しい管理がなされている。平成11(1999)年2月「ISO14001認証」取得

 

食品安全マネジメントシステム(ISO22000)

2008年5月16日取得。これは、HACCP(米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された食品衛生管理法)の手法を基礎として、生産から消費まで食品の安全性を確保するための国際規格。世間で産地偽装、賞味期限改ざん、一部輸入食品の毒物混入など事件事故が絶えない中、ふくやは従来にもましてお客様の信頼・期待に応えられる体制づくりをめざして取得した。

平成20(2008)年5月には「ISO22000」も取得

平成20(2008)年5月には「ISO22000」も取得。より安全な商品を提供することが可能になり、万が一、問題が発生しても速やかに対応できる体制を整えることができた。

 

保管

マイナス20℃以下を保つ冷凍庫で原料や製品を一括委託保管することで、品質劣化を抑制する。

 

全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会

ふくやは、全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会の会員となっており、公正マークを取得しています。公正マークとは辛子めんたいこの包装紙などについていて、全国辛子めんたいこ公取協が厳正な審査を行い、公正競争規約に則して適正な包装や表示をしていると認定した会員の商品に限って表示が許されるマークです。また、ここが定めた、めんたいこ表示・衛生管理士の資格をたくさんの社員が取得しています。

全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会 http://www.mentaiko-ftc.org/certification-mark/

 

品質管理の取り組み

原料

ふくやには明太子の原料(塩たらこ、バラ子、いかや数の子などの和え物原料、唐辛子などの調味料)について、ふくやの規定内かどうか検査、判断する部署を設置している。
原料は決められた数量ごとに検査を実施し、合格したもののみふくやは購入します。
加えて、製造部に納品される度に抜き取り検査も実施する2段階検査の方法をとっており、お客様に安心安全、衛生的な原料のみを仕入れ、使用しています。
明太子が出来上がると、製造部内から選出された官能検査員による検査を実施することにより、ふくやの明太子は高品質を維持しているか確認しています。

明太子の原料、真子

明太子の原料、真子。この原料は、ふくやの工場に入るまでに何段階もの選別と検査を行って、高品質のものだけを明太子として使っています。

 

工場内

安心安全、衛生的な明太子を製造するため、工場内も衛生的な環境を維持しています。定期的な衛生検査を実施し、その結果をもとに、日々作業の改善を実施しています。

  1. 拭き取り検査・・・工場内でしようする機械や作業台、明太子を漬け込む水槽、作業時に着用する手袋など生産に関するものについて表面を拭き取り、汚染の有無や洗浄後の衛生状況を調査します。
  2. 捕虫検査・・・害虫の有無は、工場内の衛生状態を判断する材料となります。工場内に虫を捕獲する機器を設置し、虫発生の有無や状況把握の調査を実施しています。虫が捕獲された場合、その種類・生育度・捕獲数などから原因を推測し、問題解決を図っています。
  3. 落下菌検査 ・・・工場内の空気中に浮遊する菌のうち、自然落下してくる細菌数・種類などを調査し、作業環境の空気の清浄度を調査しています。
 
安心安全、衛生的な明太子を製造するため、工場内も衛生的な環境を維持

安心安全、衛生的な明太子を製造するため、工場内も衛生的な環境を維持

確認調査、記録、毎日の作業で怠らずに行う

確認調査、記録、毎日の作業で怠らずに行う

 

 

店舗の衛生確認

製造内が衛生的でも、明太子を販売するお店が不衛生では意味がありません。各営業店の巡店を実施し、衛生的な環境で明太子をお客様へお渡しできているのか、清掃や温度管理が適切に実施されているかなどの確認を行っています。

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